アルシェ/弓道家たち

「『アルシェ/弓道家たち』は、今日の、そして歴史上の世界における女性の立場を巡る考察です。このダンスと音楽のプロジェクトは、人々の人生における幾つかの — 現代的または先祖代々の — 儀式によって、象徴的、政治的、社会的または本質的な男女間の平等を検討することを意図としています。

このプロジェクトは2017年、私が京都のヴィラ九条山のレジデンスに4ヶ月滞在していた時に生まれました。私はそこで、日本の伝統的な弓術である弓道(文字通り『弓の道』)をする女性達の一団に出会いました。そして女性達が弓を引く屋根に覆われた空間と、弓矢が的へと伸びてゆく— 月夜に照らされた — 空間の分割に衝撃を受けたのです。審判の女性達は、弓を射る女性達の叫び声に答えるように叫んでいました。そこには、男性なしで存在する世界、女性達によって支配される規則と先祖代々伝わる儀式の空間があり、私はそれが、過去の空間または空想未来小説であるかのような感覚を覚えました。家母長制の示唆です。

日本から帰国後、私は『メントリフィケーション(歴史上での女性の不可視性)』という、数ヶ月前からインターネット上で話題になっていた用語に関する研究を始めました。この新語は、歴史における女性達の『不可視化』を参照しています。何世紀、更には何千年も前から、女性達は彼女達の知識、発明、そして研究の成果への認識を剥奪されてきたのです。

私はアルシェ/弓道家たちを、代替となる世界編成としての、古くから存在する家母長制という題材に尽いての予測作品とみなしています。このプロジェクトは、私たちの起源と不確かな未来の眩暈を呼び起こすため、フェミニスト的そして環境主義的思想を含んでいます。世界の歴史を探り、人類の公式的な歴史の中から消された女性達の行動の数々を、取り戻す儀式を創造することを目的としています。

世界中(南アフリカ、台湾、日本、フランスなど)から集まった7人の女性と共に、空想の中から、弓とダンスで武装した体、そして歌と叫びの中から汲み取られる反抗の方法について考察しています。

弓道家は他の全ての女性の名の下に弓を引きます、遠い過去へと、未来を眺めながら。舞台上では、3人の女性ミュージシャンがエレクトロミュージックとアコースティック楽器を織り交ぜながら演奏します。

『アルシェ/弓道家たち』はお互いの逆境を乗り越え、男性と女性の未来を共に修繕し、強化していくために、公平な記憶を呼び覚ますことを目的としているのです。」

 

ミレーヌ・ブノワ

アルシェ/弓道家たち
Création 2021

Distribution

フェスティバル・ダヴィニョンでの2021年の創作  
  • 構想・振付:ミレーヌ・ブノワ
  • 出演:6人の女性ダンサー・ミュージシャン(台湾、日本、南アフリカ、チリ、フランス)及び弓道家1人
  • 舞台美術、照明:マグダ・カシュシュ及びアンソニー・メルロー
  • ライブミュージック:アナベル・プレイ(セルキュイユ/ピュス・モマン)及び笙の演奏家
  • 制作:カンパニー「コントゥール・プログレシフ」
 
  • 共同制作
  • ル・フェニックス、ヴァランシエンヌの国立劇場
  • NTCH – 国立劇場及びコンサートホール、台北
  • ボヴェジス劇場、ボーヴェの国立劇場
  • レ・カンコンス – レスパル、ル・マンの国立劇場
  • 13ヴァン劇場 – モンペリエの国立舞踊センター
  • ヴィラ九条山 – 京都
  • モビュイソン大修道院
  • オー・ド・フランス地方
  • DRAC オー・ド・フランス
  • リール・メトロポール